穀物入りキャットフードのメリット・デメリット

最近、ペットフードで「グレインフリー」という言葉をよく耳にします。グレインフリーとは穀物を使用しない意味です。キャットフードにもグレインフリーの商品が多く出てくるようになりました。では、なぜグレインフリー商品が登場したのでしょうか?

ほとんどのキャットフードには、「小麦」「トウモロコシ」などの穀物が含まれています。その主な理由は「食物繊維」の摂取です。猫は肉食動物なので生の穀類を食べる習性はありません。腸も短く穀類を上手に消化吸収することができません。しかし、穀類は必要です。野生の猫は獲物に含まれる穀類から食物繊維などを摂取していました。微量ながらも穀類はネコちゃんの健康維持には必要なものです。

また、穀物を使用する目的には、「キャットフードの形を整える」ことがあります。穀物に含まれる「デンプン」により、キャットフードの形をスムーズなものにして食べやすくしています。

しかし、デメリットがあるのも否定できません。猫は穀物に含まれる「糖質」を分解する酵素(アミラーゼ)をほんの少ししか持っていません。穀物が多いと消化不良をおこして、下痢や嘔吐の原因にもなります。また、猫の食物アレルギーの原因の多くは、キャットフードに含まれる「小麦」や「トウモロコシ」とも言われています。アレルギーはそれぞれですが、アレルギーが心配な愛猫家の方は、グレインフリーのキャットフードを選び傾向があるようです。

キャットフードに含まれる穀物は、含まれる量に注意しましょう。野生の獲物から摂取できる穀物は1%~2%ぐらいと言われています。しかし、キャットフードの中には、30%~40%含まれているものもあります。これは、原価を安くするために「かさ増し」として穀物が使われている可能性が十分にあります。キャットフードを購入する際には穀物の量をチェックすることが大切です。

同じ穀物でも、「米」や「大麦」「玄米」などは、アレルギーが少なく栄養価も高くなっています。ちなみに、グレインフリーのキャットフードでは、食物繊維を「さつまいも」や「豆」を使用しているようです。

穀物入りのキャットフードを選ぶ際には、原材料の量と穀物の種類をチェックしてから選ぶことが大切ですね。